Nikon COOLPIX P1000 で野鳥を撮る 2018-09-29
Nikon COOLPIX P1000 の話 です。
使いながら追記していこうと思います。
使ってみた感想
COOLPIX B700 よりボタン配置も広くなって使いやすくなりました。設定も操作方法も継承しているので迷うところはありません。
本体サイズは事前情報から分かっていましたが、コンデジしか使ってこなかった私としては箱から取り出したときの感想は大きいというのが一番で。(箱の大きさも)
店頭で実機を見てからにしていたら、迷っていたかもしれません。
予約購入で良かった。
P1000 と B700 を並べてみると親ガモ子ガモのようです。
COOLPIX B700 と比べて
- 良くなったところ
ファインダーが大きく明るく綺麗で見やすい
連写Hの連写後の書き込み待ちが解消(連写Hを連続すると待ちます)
AFが早くなった
AE-L/AF-Lロックが便利
レンズが明るくなった
ISO100の画質が良くなった気がする
MFが使いやすくなった
ズームが早くなった
SnapBridgeアプリの画像選択、送信が早くなった - いまいちなところ
連写Lが2枚/秒から1枚/秒になった
ズームすると重量バランスがレンズ側に寄る
ISOオート撮影中にISOが表示されない
「記録可能コマ枚数」表示が点滅中はズーム操作できない
「記録可能コマ枚数」表示が点滅中は露出補正できない
コントロールリングの露出補正はシャッター半押しですぐに復帰してほしかった
換算3000mm
手持ちで試してみました。
かなり気をつけないと手ブレします。
使っているオプション
- フード
Kenko ラバーフード 77mm KMLH-77
ゴーストやフレアの対策です。
フィルターを付けているせいかワイド端でけられます。 - 保護フィルター
Kenko プロテクター 77mm
画質への影響確認はしていません - ケース
Hakuba プラスシェル スリムフィット02 カメラジャケット L-200
マジックテープの半分位で止められます。
引っ張れば...やっぱりきついかなぁ。L-160 のほうがいいかも。 - ストラップ
Hakuba スピードストラップ38
ストラップホール幅は13mmなので、先ヒモ幅12mmでぴったりじゃないかと。 - SDカード
Toshiba microSDXC 128GB / SD Class10 / UHS-I Class3(W=95MB/s) - ドットサイト(照準器)
マウント自作してホットシューに取り付け
できるだけ低く取り付くようにしましたが帽子のつばに当たってしまう
バッテリーの持ち
電源ON/OFFしながら約584枚撮って電池残量マークは残量ありのまま。機内モード設定です。(まだ数回なので判断できませんね)
追記2018/10/08
1000枚程で電池残量表示が「少ない」になりました。思ったより撮れたと思います。
バッテリー電圧を上げたのは重い鏡筒を動かすパワーが必要だったから?
カメラを下に向けてテレ端からワイド端にズームしたときのモーター音は、がんばってる感じがします。
35mm換算焦点距離 - F値
B700 と比べてみました。
調べるのは初めてで合ってるかどうか。
連写後の待ち時間(追記2018/10/14)
P1000 は B700 同様、撮影中に四角がくるくる回る画面となり撮影待ちになることがあります。
これはカメラ内のバッファがいっぱいになった為、撮影を止めてバッファにある画像をSDカードに書き込む処理をしているのだと思います。
どの程度書き込みに時間がかかるのか、書き込み速度の異なる3枚のSDカードで確認してみました。
注)この確認は条件によって結果が異なることが考えられます。鵜呑みにせずご自身で確かめることをおすすめします。
カメラの設定
・連写H(7枚/秒)
・画質JPEG FINE
・画像サイズ16M
・Picture Control SD
・Pモード
・ノイズ低減フィルターNR
・アクティブDライティングOFF
・AE-L/AF-Lロック
・撮影後の画像表示しない
・機内モード
・ファームウェアVer.1.0
使用したSDカード
※カードB:Class6は本来6MB/sですが、メーカー仕様で20MB/sとなっています
確認①
連写Hで7枚撮影時間と、その後の「記録可能コマ枚数」点滅からの復帰時間を測定
時間単位は秒です。
条件:SS=1/250s、換算=750mm、ファイルサイズ=6MB~7.5MB
ちなみに「記録可能コマ枚数」点滅中はズームや露出補正ができません。改善してほしい!! (シャッターは押せます)
確認②
連写Hで待ち時間が発生するまでの枚数と撮影時間、および書き込み待ち時間を測定
時間単位は秒です。
※AE-L/AF-Lロックしたまま7枚撮影後すぐにシャッターを押し直します
条件:SS=1/250s、換算=750mm、ファイルサイズ=6MB~7.5MB
連写Hで書き込み待ちが発生するまでの枚数は、合計23枚(7連写x3+2連写)になることがわかった。
結果、考察
まず当然ですが、バッファに画像を書く時間はSDカードによる影響は少ないと思われます。
結果からカードの書き込みが速ければ、撮影待ち時間が減るのは間違いありません。
ただ、20MB/sのカードと90MB/sのカードの書き込み待ち時間の差があまりないことから、カメラ側の書き込み性能は UHS Speed Class3 の30MB/s くらいと予想できるため、SDカードを選択するときは書き込み速度30MB/s以上を保証しているもので良いのではないでしょうか。
ニコンの新発売キャンペーンで「ND サンディスク ウルトラ SDカード」と書かれている SDカードが付属したようです。パッケージ写真から型番はサンディスク SDSDUN-016G-J01 のようですが UHS に対応していないため、P1000 の性能は発揮できない可能性があります。
手持ち目測距離約 15m。右は等倍。
B700 のテレ端換算(1440mm)と同じ位です。はいかわいい。
追記2019/02/03
スマホで写真を見ると変換前の焦点距離しか表示されないので目安として作ってみました。こういうのって計算方法があるんでしょうか?
使ってみて気付いたところ
・鏡筒がある程度出ているところで、鏡筒を望遠側に引っ張るような力がかかってしまい動いてしまいました。このとき自動的に電源OFFになったようです。次に電源ONすると原点が変わってしまったようで、ワイド端ではない位置に鏡筒が移動したが、電源OFF後、電池抜き差しで解消しました。(壊れてなくて良かった)
・SDカード書き込み中に電源OFFすると、書き込み後にレンズが収納される。
・連写Hで四角がくるくる回っているとき、バッファに空きができるとシャッター半押しで撮影可能になるが、当然撮影できる枚数はバッファの空き具合による。
さいごに
一眼の予定が P1000 買っちゃいました。しばらくこれをお供にします。
まだ大きさ重さに慣れなくて上方向を狙うとき手ブレが抑えられない。
あと、B700 のテレ端 換算1440mm以上の撮影はぶれるんじゃないかとシャッター押すときちょっと緊張します。
週末は雨が多くて撮りに行けたのは数回だけ。冬シーズンに入る前に慣れないと。
追記2018/11/11
フリーズについて
ショット数8000を超えましたが、今のところ発生は3回ほどで連写後と記憶しています。(撮っている最中ですので詳しい状況を残すとか、調べるとかする暇ないんですよ)電池挿抜で回避しています。EVFは表示されているのですが、いざシャッターを押しても撮れないという...焦ります。
ファームは ver1.0 で2回、ver.1.1 で1回です。
追記2019/03/23
確認①、②に説明図を追加
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